bsdinstall は、Nathan Whitehorn <[email protected]>
により書かれた、 テキストベースのインストールプログラムです。 2011 年の FreeBSD�9.0
で導入されました。
注意: Kris Moore
<[email protected]>
の pc-sysinstall は、 PC-BSD に含まれており、 FreeBSD のインストール にも使用できます。 bsdinstall と混同されることもありますが、 この 2 つのインストーラには関係はありません。
bsdinstall のメニューは、カーソルキー、 Enter, Tab, Space 等で操作します。
使用しているシステムのコンソールにもよりますが、 bsdinstall は、 最初にデフォルト以外のキーボードレイアウト使うかどうかを尋ねてきます。
を選択すると、 以下のキーボード選択画面が表示されます。 そうでなければ、この選択メニューは表示されず、 デフォルトのキーボードマップが使われます。
システムのキーボードに最も近いキーマップを上下のカーソルキーで選び、 Enter キーを押してください。
注意: Esc を押すと、 デフォルトのキーボードマップを使うようになります。 どのキーボードマップを選べばよいかわからない場合には、
キーマップを選ぶとよいでしょう。
次に bsdinstall は、 新しくインストールするシステムに与えるホスト名の入力に移ります。
入力するホスト名は、 machine3.example.com のように完全修飾のホスト名で入力してください。
次に、 bsdinstall は、インストールするオプションのコンポーネントの選択に移ります。
どのコンポーネントをインストールするかは、 システムの用途と用意されているディスク容量に依存します。 FreeBSD カーネルとユーザランド (総称 は “base system”) は、 常にインストールされます。
インストールのタイプによっては表示されないコンポーネントもあります。
オプションのコンポーネント
doc - 追加の文書。多くは歴史的な興味のものです。 FreeBSD ドキュメンテーションプロジェクトが提供している文書は、 あとでインストールされます。
games - fortune, rot13 などの伝統的な BSD ゲームをインストールします。
lib32 - 32-bit のアプリケーションを 64-bit 版の FreeBSD で実行する際に必要となる互換ライブラリ。
ports - FreeBSD Ports Collection
Ports Collection は、 ソフトウェアのインストールを簡単に行う方法を提供します。 Ports Collection は、 ソフトウェアをコンパイルするのに必要なソースコードを含んでいません。 サードパーティ製ソフトウェアパッケージのダウンロード、 コンパイル、インストールを自動化するように設計されたファイルの集まりです。 Ports Collection の使い方については、 第5章 で説明します。
警告インストールプログラムは、 システムのディスクに十分な空き容量があるかどうかを確認しないので、 このオプションを選択する際には、 ハードディスクの容量が十分あることを確認してください。 FreeBSD�9.0 では、Ports Collection が必要とする容量は、 約 500�MB です。 より最新の FreeBSD のバージョンでは、 安全のためにもう少し大きなサイズを想定してください。
src - システムのソースコード
FreeBSD には、 カーネルとユーザランド両方のソースコードが付属しています。 ほとんどのアプリケーションは必要としませんが、 ソースで提供されているソフトウェア (デバイスドライバやカーネルモジュールなど) によってはコンパイル時、 または FreeBSD そのものを開発する場合に必要となります。
すべてのソースツリーをインストールするには 1�GB のディスク容量を必要とします。 また、FreeBSD システム全体のコンパイルには、 さらに 5�GB の容量が必要です。
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、ドキュメント を読んだ上で <[email protected]> まで (英語で)
連絡してください。
本文書に関する質問については、<[email protected]> まで電子メールを (英語で)
送ってください。