6.3. X11 のインストール

FreeBSD のデフォルトの X11 は、Xorg です。 Xorg は X.Org Foundation がリリースしている X Window System のオープンソースな実装です。 XorgXFree86™�4.4RC2 と X11R6.6 のコードを元にしています。 現在 FreeBSD Ports Collection で利用可能な Xorg のバージョンは 7.5.2 です。

Ports Collection から Xorg をビルドしインストールするには、以下のように入力します。

# cd /usr/ports/x11/xorg
# make install clean

注意: Xorg をすべてビルドするには、 少なくとも 4�GB の空き容量が必要です。

package から直接 X11 をインストールすることもできます。 pkg_add(1) ツールで扱われるバイナリパッケージが X11 についても提供されています。 pkg_add(1) のリモート取得機能を利用する時は、 package のバージョンは外してください。 pkg_add(1) は自動的にそのアプリケーションの最新版を取得します。

ですから、Xorg の package を取得してインストールするには、 次のように入力します。

# pkg_add -r xorg

注意: 上記の例では、サーバ、クライアント、フォントなどを含んだ X11 ディストリビューション全体をインストールします。 分割された X11 のパッケージや ports も利用できます。

最小の構成で X11 をインストールをするには、 x11/xorg-minimal をインストールしてください。

この章の残りでは、X11 をどのように設定すればよいか、 また生産性の高いデスクトップ環境をどのように設定するかについて解説します。

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