3.2. ハードウェア要件

3.2.1. 最小構成

FreeBSD をインストールする最小構成は、 FreeBSD のバージョンやハードウェアのアーキテクチャによって異なります。

以下の節では、最小構成についての情報をまとめています。 また、FreeBSD のインストール方法によって、フロッピードライブや、 対応している CDROM ドライブ、 場合によってはネットワークアダプタが必要となります。 これに関しては、項3.3.7 で説明されています。

3.2.1.1. FreeBSD/i386 および FreeBSD/pc98

FreeBSD/i386 と FreeBSD/pc98 の両方のアーキテクチャは、 486 以上のプロセッサと、 少なくとも 24�MB の RAM が必要です。 最小のインストールでは、 少なくとも 150 �MB のハードディスクの空き容量が必要です。

注意: 通常、古い構成のシステムでは、 速いプロセッサを入手するより、より多くの RAM やより多くの容量のハードドライブを用意するほうが重要です。

3.2.1.2. FreeBSD/amd64

FreeBSD/amd64 を実行可能なプロセッサには 2 つのクラスがあります。 1 つ目のクラスは、AMD�Athlon™64, AMD�Athlon64-FX, AMD�Opteron™ やそれより新しいプロセッサです。

もう 1 つのクラスは、 Intel® EM64T アーキテクチャを採用しているプロセッサです。 これらのプロセッサの例は、 IntelCore™�2 Duo, Quad, Extreme プロセッサファミリおよび IntelXeon™ 3000, 5000, および 7000 系のプロセッサです。

nVidia nForce3 Pro-150 ベースのコンピュータを使用するには、 BIOS のセットアップを使って、IO APIC を無効にする 必要があります。 もし、このようなオプションがなければ、 代わりに ACPI を無効にする必要があるでしょう。 Pro-150 チップセットには回避策が見つかっていないバグがあります。

3.2.1.3. FreeBSD/sparc64

FreeBSD/sparc64 をインストールするには、 サポートされているハードウェアが必要です (項3.2.2 をご覧ください)。

現時点では、他のオペレーティングシステムとディスクの共有ができないので、 FreeBSD/sparc64 専用のディスクが必要です。

3.2.2. サポートされているハードウェア

サポートされるハードウェアのリストは FreeBSD のリリースと一緒に FreeBSD ハードウェアノートとして提供されます。 このドキュメントは通常 CDROM や FTP 配布の一番上のディレクトリや sysinstall のドキュメントメニューにある HARDWARE.TXT という名のファイルで見ることができます。 アーキテクチャごとに用意されるそのリストを見ることで、FreeBSD の各リリースでどのようなハードウェア装置がサポートされるかがわかります。 リリースごと、およびアーキテクチャごとのハードウェアリストは、 FreeBSD のウェブサイトの リリース情報 のページにあります。

本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。

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