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FreeBSD が初めてという方へ

初めて FreeBSD に触れる人が FreeBSD の使い方を覚えるときに もっとも役に立つ情報が以下にまとめてあります。 情報の訂正や追加については [email protected] へ (英語で) 送って下さい。

FreeBSD のウェブサイトを利用する

このウェブサイトは FreeBSD についての最新情報の源です。 初心者には特に以下のページが役立つでしょう。

  • ハンドブックや FAQ、ウェブサイト上のすべての内容、 FreeBSD メーリングリストのアーカイブの 検索

  • ドキュメント のページには、 ハンドブックや FAQ、チュートリアル、 ドキュメンテーションプロジェクトへの貢献についての情報、 英語以外で書かれた文書、オンラインマニュアル、 その他たくさんのリンクがあります。

  • サポート ページには、 メーリングリストやユーザグループ、ウェブサイト、FTP サイト、 リリース情報、UNIX® についての情報へのリンクなど、 FreeBSD についての豊富な情報があります。

FreeBSD について学ぶ

  • まだ FreeBSD をインストールしておらず、 どのバージョンが自分にとってベストかな?と悩んでいるのであれば、 Choosing the FreeBSD Version That Is Right For You の文書は判断の役に立つでしょう。 おそらく、 最新リリース を選ぶことになるでしょう (なぜ他のブランチに誘惑されては いけない のかについては、ハンドブックを読んで下さい)。 インストールを始める前に FreeBSD のインストール を注意深く読んで下さい。 同様に、FTP ディレクトリやインストール CD の中の *.TXT ファイルをひとつずつ丁寧に読んで下さい。 それらのファイルには、必要な事柄が書かれています。 また、 Errata ファイル が更新されているときには、 ウェブサイトで最新のファイルを読んで下さい。

  • 数多くの 短い記事 が利用できます。 短いチュートリアル FreeBSD と Unix 両方の初心者へ は全くの初心者に人気があります。 両方についてあまり知らなくてもこの文書を楽しんで読むことができます。

  • ppp の設定について役に立つ文書がたくさん存在します。 FreeBSD ハンドブックの PPP と SLIP 章から読み始め、 その他の役に立つ情報や最新の情報へのリンクを探しに ppp ページ へ行くのがよいでしょう。

  • Greg Lehey による The Complete FreeBSD が O'Reilly から出版されています。 この本は最小限の UNIX に関する経験を前提として、 FreeBSD のインストールから設定、 運用するために初心者が知りたいと思うすべてのことがらまでの 各段階について、一段ずつ説明しています。 この本を読めば、なにを行なうのか、なぜそれを行なうのかということも 理解できます。

  • FreeBSD ハンドブックよくある質問と答え (FAQ) は FreeBSD に関する中心的な文書です。 初心者のためのたくさんの話題に加えて、 少しだけ進んだ内容についても書かれているので、とても為になります。 進んだ内容については理解できなくても心配はいりません。 ハンドブックにはインストールに関する説明や、 本とオンライン資料のリストが載っています。 また、FAQ にはトラブル解決のための項があります。

  • 恐くてとても聞くことができないような質問や、 それに対する答えを得るために http://lists.FreeBSD.org/mailman/listinfo/freebsd-questions の入力欄に記入して、メーリングリストに参加しましょう。 すでになされた質問やその回答は、 検索 ページで探すことができます。

  • FreeBSD に関する主なニュースグループは comp.unix.bsd.freebsd.misc です。 また、 comp.unix.bsd.freebsd.announce にも目を通しておいた方がよいかもしれません。

  • オンラインマニュアル (日本語版) は、よい参考書ですが、 必ずしも初心者にとって最適な説明であるとは限りません。 マニュアルは、調べれば調べるほど役に立つものになります。 マニュアルの中のいくつかは初心者にとても為になるものなので、 いつでも調べるようにして下さい。 たとえば、 ppp のマニュアルはチュートリアルにもなり得るものです。

FreeBSD 由来のプロジェクトについて学ぶ

FreeBSD は、商用やオープンソースのオペレーティングシステムのベースとして、 幅広く利用されています。 広く普及していて、入手可能なシステムを以下で紹介します。

  • PC-BSD は、FreeBSD をベースとして、グラフィカルなインストーラと美しいディスクトップツールを加え、 カジュアルなコンピュータユーザでも簡単に使えることを目指しています。

  • FreeSBIE は、 FreeBSD をベースとした LiveCD です。 ハードディスクにアクセスすることなく、CD から直接起動します。 組み込みイメージを作成するための、 シンプルで簡単に拡張可能なツールキットも提供しています。

  • Apple 社の Mac OS X は、 ベースの一部 が FreeBSD です。 Apple 社独自のユーザインタフェースとともに、 豊富な UNIX® 基盤が取り入れられています。

UNIX® について学ぶ

初心者が抱えている問題の多くは、 FreeBSD についての問題を解決するために必要な UNIX コマンドについてよく理解していないということが原因になっています。 UNIX について理解していないと、 二つのことを一度に学ばなければならなくなります。 しかし好運なことに、これを容易にしてくれるたくさんの資料があります。

  • FreeBSD ハンドブックの UNIX® の基礎知識 の章では、 FreeBSD オペレーティングシステムのコマンドや機能について説明します。 この文書で記述されている情報の大部分は、 他の UNIX®-like なオペレーティングシステムにも通用します。

  • 大きな書店に行けば、 "Dummies" ガイドのような易しい本がたくさんあります。 本当に易しい本が欲しければ、どんな本が入手可能かを調べて、 自分に理解できる言葉で書いてあるものを選ぶとよいでしょう。 すぐにもっと広い範囲について書いてある本へ読み進みたくなるかもしれませんが。

  • 初心者がしばしば名前を挙げる本の一つに、Addison-Wesley から出版されている、Paul W. Abrahams と Bruce R. Larson による UNIX for the Impatient というものがあります。 この本は UNIX の学習書、参考書であり、 UNIX の概念についての説明もあり、さらに X Window System を使うのに便利な章も含まれています。

  • もうひとつ有名なのは Jerry Peek、Tim O'Reilly と Mike Loukides による UNIX Power Tools という本で、 これは O'Reilly and Associates から出版されています。 この本はひとつの問題を解決する短い説明を集めたもので、 各々の説明はそれに関連する事柄によって相互参照されています。 これは特に初心者のために書かれたものではありませんが、 重大な質問を抱えていたり、 本を読んでいる暇のない初心者にとって理想的な構成になっています。 この本はもっとも基礎的な事柄から順に並んでいますが、 全体を通して短くて簡単な説明ばかりで構成されています。

  • オハイオ州立大学の UNIX Introductory Course は、 HTML 形式でオンラインで見ることができます。

  • オハイオ州立大学の UNIX System Administration Course は、 HTML 形式でオンラインで見ることができます。

  • UNIX help for Users は HTML 形式の入門書のひとつで、 近隣のミラーサイトから手に入れたり、 自分のシステムにインストールしたりすることができます。

  • UNIX に関する質問はニュースグループ comp.unix.questions で議論されています。 それと関連した FAQ のコピーを RMIT の FTP サイトから入手することも可能です。 初心者ははじめに第 1 章と第 2 章にもっとも興味を持つでしょう。

  • もうひとつの興味深いニュースグループは comp.unix.user-friendly です。 このニュースグループはユーザ親和性について議論するためのものですが、 初心者にとって役に立つ情報が投稿されることがあります。 この FAQ は FTP でも入手可能です。

  • 他にもたくさんのウェブサイトに UNIX についてのチュートリアルや参考にできる文書があります。 それらを見て回るのに最適な出発点のひとつは Yahoo! の UNIX ページです。

X Window System について学ぶ

X Window System は FreeBSD を含む多くの OS 上で使われています。 X に関する文書は、 X.Org Foundation のウェブサイトにあります。 しかし、この文書の大部分は参照のためのものであり、 初心者が理解するには少し難しいということに気を付けて下さい。

  • X Window System のインストールや設定、 運用についての基本的な情報については、 以下の 3 冊の本の中に初心者レベルの記述があります。 FreeBSD ハンドブックの X Window System の章、 The Complete FreeBSD, UNIX for the Impatient

  • X を好きなように動作させることが可能になる前に、 ウィンドウマネージャを選ぶ必要があるでしょう。 Window Managers for X へ行っていろいろなウィンドウマネージャについての紹介のリンクを辿ってみてから、 そのページに戻って "The Basics" を読んで下さい。 その後またそのページに戻り、異なるタイプのものを比べてみて下さい。 (おまけ: このページには UNIX についての入門書もあります。) すべてではありませんが大部分のウィンドウマネージャについては、 FreeBSD の Ports Collection からインストールできます。

他人を助ける

すべての人は FreeBSD コミュニティへ何らかの形で貢献することができます。 初心者でも貢献できます! 新しい支持団体を作る仕事で忙しい人もいますし、 ドキュメンテーションプロジェクト に査読者として関わっている人もいます。 コンピュータに関連するかどうかに関わらず、 何か共有するに値する特別な技術や経験を持つ初心者がいるかもしれないし、 新しくやってきた初心者と出会い、歓迎したいと思う人もいるでしょう。 ただ単にそうするのが好きだからいつも他人を助けている人もいます。

FreeBSD を使っている友人は偉大な情報源です。 同じことに興味を持っている人や成功を分かち合える人、 同じことに挑戦している人と電話で話をしたり、 一緒にピザを食べながら話すことは、どんな本にも真似できません。 もしまわりに FreeBSD を使っている友人が少なかったら、 FreeBSD の CDROM を使ってそういう友人を増やしましょう :-)

ユーザグループ は、他の FreeBSD ユーザと出会うのによい場所です。 もし近所に住んでいる人がそこにはいなかったら、 あなたが最初の一人になってみてはいかがでしょうか?

新しく体得した技術について本物の人間と話をする前に、 Jargon File をチェックした方がいいかもしれません。