訳: にしか <[email protected]>
、 1997 年 11 月
12 日
FreeBSD は、EIDE と SCSI ハードディスクドライブをサポートしています (互換コントローラも含みます。 次の節参照)。 また独自の “Western Digital” インタフェースを使用しているすべてのドライブ (MFM、 RLL、ESDI、もちろん IDE) もサポートしています。 独自仕様のインタフェースを使用する ESDI コントローラでは動作しないものがあり、 WD1002/3/6/7 とその互換インタフェースと衝突します。
FreeBSD ハンドブックに記されている完全なリストを参照してください。
サポートされている SCSI コントローラに接続できる SCSI ドライブは、すべてサポートされています。
また、以下の専用 CD-ROM インタフェースもサポートしています。
ミツミ LU002 (8bit)、LU005 (16bit) および FX001D (16bit 2倍速)。
ソニー CDU 31/33A
Sound Blaster 非 SCSI タイプの CD-ROM
松下/Panasonic CD-ROM
ATAPI 互換の IDE CD-ROM
SCSI でないカードはすべて、SCSI ドライブよりも極めて動作速度が 遅いことが知られており、ATAPI CD-ROM には動作しないものもあるようです。
BSDi の FreeBSD 2.2 CD-ROM からは CD からの直接起動が サポートされています。
FreeBSD は ATAPI 互換の IDE CD-R または CD-RW ドライブで あれば対応しています。FreeBSD バージョン 4.0 以降については、 burncd(8) のマニュアルをご覧ください。それ以前の バージョンの FreeBSD では、 /usr/share/examples/atapi にある例を ご覧ください。
また、FreeBSD は SCSI の CD-R または CD-RW ドライブにも 対応しています。ports または packages から cdrecord コマンドをインストールして、 カーネルに pass デバイスが組み込まれて いることを確認してください。
もちろん、 FreeBSD は SCSI ZIP ドライブ (外付け) をサポートしています。 ZIP ドライブは SCSI ID を 5 か 6 に設定した状態でなら使用できますが、 もし SCSI ホストアダプタの BIOS がサポートしてさえいれば ZIP ドライブから起動させることもできます。 どのホストアダプタが SCSI ID を 0 や 1 以外に設定したデバイスから 起動できるのかはわかりません。そうしたい場合は、アダプタの ドキュメントを参照しなければなりません。
ATAPI (IDE) ZIP ドライブは、FreeBSD 2.2.6 以降のバージョンでサポートされています。
バージョン 3.0 以降の FreeBSD では、 パラレルポート接続の ZIP ドライブをサポートしています。 最近のバージョンの FreeBSD をお使いでしたら、 カーネルコンフィグレーションファイルに scbus0、 da0、 ppbus0、 vp0 の各ドライバが記述されていることを確認してください。 (GENERIC カーネルには vp0 を除くすべてのドライバが含まれています)。 これらすべてのドライバがあれば、 パラレルポートのドライブは /dev/da0s4 となります。 ディスクは mount /dev/da0s4 /mnt とするか mount_msdos /dev/da0s4 /mnt (DOS ディスクの場合) とすることでマウントできます。
それからリムーバブルドライブに関する注意および、 「フォーマット」に関する注意についても 確認しておいてください。
FreeBSD では、IDE バージョンの EZ ドライブを除くすべての SCSI デバイスは、 SCSI のディスクと同等に扱われます。 また IDE EZ は IDE ドライブと同等となります。
システム稼働中のメディア交換について FreeBSD がどれほどうまく動くか定かではありません。 もちろんメディアを入れ替える前にそのドライブのマウントを解除しなければいけないでしょうし、 FreeBSD がそれらを認識するには、 起動時に外部ユニットにも電源が投入されていることを確認しなければいけないでしょう。
「フォーマット」に関する注意も参照のこと。
USB デバイスは FreeBSD 3.1 からサポートされましたが、 実装は FreeBSD 3.2 であってもまだ完全ではないため、 必ずしも安定して動作するとは限りません。 もし、それでも USB キーボードを使ってみたいという人は、 以下の手順を試してみてください。
FreeBSD 3.2 か、それ以降を使います。
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加し、 カーネルを再構築します。
device uhci device ohci device usb device ukbd options KBD_INSTALL_CDEV
FreeBSD 4.0 より前のバージョンでは、 代わりに次のようにします。
controller uhci0 controller ohci0 controller usb0 controller ukbd0 options KBD_INSTALL_CDEV
/dev ディレクトリに移動し、 次のようにしてデバイスノードを作成します。
# cd /dev # ./MAKEDEV kbd0 kbd1
/etc/rc.conf を編集し、 以下の行を追加します。
usbd_enable="YES" usbd_flags=""
システムを再起動させた後、 AT、USB 両方のキーボードが接続されていれば、 AT キーボードは /dev/kbd0 に、 USB キーボードは /dev/kbd1になります。 一方、USB キーボードだけが接続されているなら、 /dev/ukbd0 となります。
USB キーボードをコンソールで利用するには、 それをコンソールドライバに対して明示的に指定する必要があります。 システムの初期化の際に、次に示すようなコマンドを実行してください。
# kbdcontrol -k /dev/kbd1 < /dev/ttyv0 > /dev/null
ただし、USB キーボードしか接続されていない場合、それは /dev/kbd0 としてアクセスされますので、 コマンドは次のようにしなければなりません。ご注意ください。
# kbdcontrol -k /dev/kbd0 < /dev/ttyv0 > /dev/null
上のコマンドは、/etc/rc.i386 に追加すると良いでしょう。
この設定を一度行なっていれば、 X 環境でも特に他の設定なしに USB キーボードが利用できます。
USB キーボードの活線挿抜 (ホットプラグ機能) は、 まだおそらくきちんと動作しないと思われます。 トラブルを避けるためにも、キーボードはシステムを起動させる前に接続しておき、 シャットダウンするまではずさないようにした方が良いでしょう。
詳細については、ukbd(4) のマニュアルページを参照してください。
FreeBSD は Microsoft、Logitech、 ATI 等のメーカーから出ているバスマウスと InPort バスマウスをサポートしています。FreeBSD 2.X の場合、 バスマウスのデバイスドライバは GENERIC カーネルに標準で含まれますが、 FreeBSD 3.X 以降では標準で含まれていません。もしバスマウスのデバイス ドライバを含むカーネルを自分で構築する場合には、 カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行が含まれていることを確認してください。
それは FreeBSD 3.0 を含む、それ以前のリリースの場合は次のとおり、
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5 vector mseintr
FreeBSD 3.X では、次のとおりです。
device mse0 at isa? port 0x23c tty irq5
そして FreeBSD 4.X とそれ以降では、次のようになります。
device mse0 at isa? port 0x23c irq5
通常バスマウスには専用のインタフェースカードが附属しています。 インタフェースカードによってはポートアドレスや割り込み番号を上記の 設定以外に変更できるかもしれません。詳しくはバスマウスのマニュアルと mse(4) のマニュアルページを参照してください。
あなたが 2.2.5 以降のバージョン FreeBSD を使っているのなら、 必要なドライバ psm はカーネルに含まれていて有効になっています。 カーネルは起動時に PS/2 マウスを検出するでしょう。
あなたの使っている FreeBSD が比較的新しいけれど前のバージョン (2.1.x 以降)
のものなら、 インストールの時に、単にカーネルのコンフィグレーションのメニュー上で PS/2
マウスを有効化するだけです、あるいは後で boot: プロンプト上で
-c
を指定することでもメニューは現れます。
デフォルトでは無効に設定されていますので、 明示的に有効化してあげないといけません。
あなたの使っている FreeBSD が比較的古いものなら、 カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を加えて カーネルを再コンパイルする必要があります。
それは FreeBSD 3.0 を含む、それ以前のリリースでは次のとおり、
device psm0 at isa? port "IO_KBD" conflicts tty irq 12 vector psmintr
FreeBSD 3.1 を含む、それ以降のリリースでは次のとおり、
device psm0 at isa? tty irq 12
FreeBSD 4.0 とそれ以降のリリースでは次のとおりです。
device psm0 at atkbdc? irq 12
カーネルの再構築についてよく知らないのであれば、 カーネルのコンフィグレーションを参照してください。
起動時にカーネルが psm0 を検出したら、 psm0 のエントリが /dev の中にあることを確認してください。それには、以下のようにします。
# cd /dev; sh MAKEDEV psm0これは root でログインしているときに行なってください。
もしデフォルトのコンソールドライバである syscons を使っているのであれば、 テキストコンソール上でマウスを使って、 テキストのカットアンドペーストができます。 マウスデーモンである moused を起動し、 仮想コンソールでマウスポインタを有効にしてください。
# moused -p /dev/xxxx -t yyyy # vidcontrol -m on
ここで xxxx はマウスのデバイス名、 yyyy はマウスのプロトコルタイプです。 サポートされているプロトコルタイプについては moused(8) のマニュアルページを参照してください。
システムを起動する時に自動的に moused を起動したい場合には、次のようにします。 FreeBSD 2.2.1 では以下の変数を /etc/sysconfig で設定してください。
mousedtype="yyyy" mousedport="xxxx" mousedflags=""
FreeBSD 2.2.2 以降のバージョンでは /etc/rc.conf で以下のように設定します。
moused_type="yyyy" moused_port="xxxx" moused_flags=""
FreeBSD 3.1 とそれ以降で PS/2 マウスを利用する場合は、 moused_enable="YES" を /etc/rc.conf に書き加えるだけです。
また、起動時にすべての仮想端末で、 標準のコンソールに加えマウスデーモンも使えるようにしたい、 という場合には、以下の行を /etc/rc.conf に加えます。
allscreens_flags="-m on"
FreeBSD 2.2.6 以降の場合で 比較的新しいシリアルマウスを使っているならば、 マウスデーモンはマウスのプロトコルタイプを自動判別できます。 自動判別を試みるには、プロトコルタイプとして auto を指定します。
マウスデーモンを実行中は、マウスデーモンと他のプログラム (たとえば X Window System) の間でマウスへのアクセスを調整しなければなりません。 この問題については X とマウスをご覧ください。
マウスデーモンを起動 (前の質問に対する答えを参照してください) したあと、 ボタン 1 (左ボタン) を押しながらマウスを動かして範囲を指定します。 ボタン 2 (中ボタン) またはボタン 3 (右ボタン) をクリックするとテキスト カーソルの位置に選択した範囲のテキストがペーストされます。
FreeBSD 2.2.6 以降では、ボタン 2 をクリックするとペーストされ、ボタン 3 をクリックした場合に既存の選択範囲が現在のマウスポインタの位置まで 「延長または短縮」されます。もしマウスに中ボタンがないなら、 moused のオプションを使って中ボタンのエミュレーションをするか、 他のボタンを中ボタンとして使う事ができます。 詳しくは moused(8) のマニュアルページを参照してください。
USB デバイスは FreeBSD 3.1 からサポートされましたが、 実装は FreeBSD 3.2 であってもまだ完全ではないため、 必ずしも安定して動作するとは限りません。 もし、それでも USB マウスを使ってみたいという人は、 以下の手順を試してみてください。
FreeBSD 3.2 か、それ以降を使います。
カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加し、 カーネルを再構築します。
device uhci device ohci device usb device ums
FreeBSD 4.0 より前のバージョンでは、 代わりに次のようにします。
controller uhci0 controller ohci0 controller usb0 device ums0
/dev ディレクトリに移動し、 次のようにしてデバイスノードを作成します。
# cd /dev # ./MAKEDEV ums0
/etc/rc.conf を編集し、 以下の行を追加します。
moused_enable="YES" moused_type="auto" moused_port="/dev/ums0" moused_flags="" usbd_enable="YES" usbd_flags=""
moused の設定の詳細については、 前項 も参照してください。
X のセッションで USB マウスを使うには、 XF86Config を編集する必要があります。 XFree86 3.3.2、もしくはそれ以降を利用している場合は、 Pointer セクションが次のようになっていることを確認してください。
Device "/dev/sysmouse" Protocol "Auto"
それより前のバージョンの XFree86 を利用している場合は、 Pointer セクションが次のようになっていることを確認してください。
Device "/dev/sysmouse" Protocol "SysMouse"
X 環境でのマウスの利用については、 他の項 も参照してください。
USB マウスの活線挿抜 (ホットプラグ機能) は、 まだおそらくきちんと動作しないと思われます。 トラブルを避けるためにも、マウスはシステムを起動させる前に接続しておき、 シャットダウンするまではずさないようにした方が良いでしょう。
答えは残念ながら「場合によります」です。 こうしたマウスの付加的な機能は大抵の場合、特殊なドライバを必要とします。 マウスのデバイスドライバやユーザのプログラムが そのマウスに対する固有のサポートをしていない場合には、 標準的な 2 ボタン/3 ボタンマウスのように振舞います。
X ウィンドウシステムの環境でのホイールの使い方については、 X とホイールの項をご覧ください。
FreeBSD 3.2 およびそれ以前の PS/2 マウスドライバ psm には、 Logitech モデル M-S48 とその OEM のホイールマウスで不具合が発生します。 以下のパッチを /sys/i386/isa/psm.c に適用して、カーネルを再構築してください。
Index: psm.c =================================================================== RCS file: /src/CVS/src/sys/i386/isa/Attic/psm.c,v retrieving revision 1.60.2.1 retrieving revision 1.60.2.2 diff -u -r1.60.2.1 -r1.60.2.2 --- psm.c 1999/06/03 12:41:13 1.60.2.1 +++ psm.c 1999/07/12 13:40:52 1.60.2.2 @@ -959,14 +959,28 @@ sc->mode.packetsize = vendortype[i].packetsize; /* set mouse parameters */ +#if 0 + /* + * A version of Logitech FirstMouse+ won't report wheel movement, + * if SET_DEFAULTS is sent... Don't use this command. + * This fix was found by Takashi Nishida. + */ i = send_aux_command(sc->kbdc, PSMC_SET_DEFAULTS); if (verbose >= 2) printf("psm%d: SET_DEFAULTS return code:%04x\n", unit, i); +#endif if (sc->config & PSM_CONFIG_RESOLUTION) { sc->mode.resolution = set_mouse_resolution(sc->kbdc, - (sc->config & PSM_CONFIG_RESOLUTION) - 1); + (sc->config & PSM_CONFIG_RESOLUTION) - 1); + } else if (sc->mode.resolution >= 0) { + sc->mode.resolution + = set_mouse_resolution(sc->kbdc, sc->dflt_mode.resolution); + } + if (sc->mode.rate > 0) { + sc->mode.rate = set_mouse_sampling_rate(sc->kbdc, sc->dflt_mode.rate); } + set_mouse_scaling(sc->kbdc, 1); /* request a data packet and extract sync. bits */ if (get_mouse_status(sc->kbdc, stat, 1, 3) < 3) {
FreeBSD 3.2 より新しいリリースではきちんと動作するはずです。
前の質問に対する答えと、 モバイルコンピューティングのページをご覧ください。
FreeBSD は SCSI と QIC-36 (QIC-02 インタフェース付き) をサポートしています。 これらには 8-mm (Exabyte と呼ばれています) や DAT ドライブも含まれています。
初期の 8-mm ドライブの中には SCSI-2 とまったく互換性を持たないものがあります。 これらは FreeBSD 上では動作しません。
FreeBSD は SoundBlaster、SoundBlaster Pro、SoundBlaster 16、 Pro Audio Spectrum 16、AdLib それから Gravis UltraSound サウンドカードを サポートしています。MPU-401 やその互換カードも機能に制限はあるものの サポートされています。マイクロソフトサウンドシステムのスペックに準拠 したカードも、pcm ドライバでサポートされています。
注意: これらはサウンドについてのみの話です! これらのドライバは CD-ROM、SCSI、カード上にあるジョイスティックをサポートしていません (SoundBlaster は例外です)。SoundBlaster SCSI インタフェースと非 SCSI CD-ROM はサポートしていますが、そのデバイスからは起動できません。
マシンを起動するごとに以下のコマンドを実行してください。
# mixer pcm 100 vol 100 cd 100
より完全な一覧についてはイーサネットカードの節を参照してください。
注意: これらは 386/486SX/486SLC を持っている場合に影響します - ほかのマシンでは CPU に内蔵されています。
一般にこれらは問題とはなりません。 しかし、数値演算エミュレーションコードのパフォーマンスか、 正確さのいずれかを選択する状況があります (詳しくは FP エミュレーション についての節をご覧ください)。 とくに、X 上で弧を描く際にとても遅くなることでしょう。 数値演算コプロセッサを購入されることを強くおすすめします。 とても役立つことでしょう。
注意: 他の数値演算コプロセッサよりも優れたコプロセッサもあります。 これは言いにくいことなのですが、Intel を買うために躍起になる人もいないでしょう。 それが FreeBSD 上で動くという確信がないのなら、クローンにご用心を。
FreeBSD ハンドブックに記されている、 サポートされている他のデバイスの一覧を参照してください。
FreeBSD は一部のマシンの APM をサポートしています。 LINT カーネルコンフィグファイル の APM の部分をご覧ください。 さらに詳しいことは apm(4) に載っています。
特定の Micron 製のマザーボードの中には、PCI BIOS が規格通りに 実装されていないために FreeBSD の起動に失敗するものがあります。 その BIOS は、PCI デバイスをあるアドレスで設定したと報告するにも 関わらず、実際にはそうしていないのです。
この問題を回避するには、BIOS の “Plug and Play Operating System” を無効に設定してください。また、より詳しい情報は http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron を参照してください。
新しい AIC789x シリーズの Adaptec チップは、3.0 でデビューした CAM SCSI フレームワークでサポートされています。 2.2-STABLE のパッチは ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/development/cam/ にあります。 CAM システムが入っている高機能ブートフロッピーは http://people.FreeBSD.org/~abial/cam-boot/ にあります。 どちらの場合にしても、作業を始める前に README をお読みください。
モデムの PnP ID を シリアルドライバの PnP ID リストに追加する必要があるでしょう。 Plug & Play サポートを有効にするには、 controller pnp0 をコンフィグレーション ファイルに付け加え、 新しいカーネルをコンパイルしてシステムを再起動してください。 カーネルは、検出したすべてのデバイスの PnP ID を表示します。 モデムの欄にある PnP ID を /sys/i386/isa/sio.c の 2777 行目くらいにあるテーブルに書き入れてください。 テーブルを見つけるには、構造体 siopnp_ids[] の文字列 SUP1310 を探します。 カーネルを作り直したらインストールし、システムを再起動してください。 そうすれば、モデムが検出されるはずです。
起動時のコンフィグレーションの際に、pnp コマンドを使用して PnP の設定をマニュアルで行なわなければならないかもしれません。 その場合、モデムを検出させるためのコマンドは
pnp 1 0 enable os irq0 3 drq0 0 port0 0x2f8
のようになります。
options COMCONSOLE を指定してカーネルを構築してください。
そして /boot.config を作成して -P
とだけ書き入れてください。
その後、キーボードをシステムから抜きます。
/usr/src/sys/i386/boot/biosboot/README.serial に、 これに関する情報が書かれています。
特定の Micron 製のマザーボードの中には、PCI BIOS が規格通りに 実装されていないために FreeBSD の起動に失敗するものがあります。 その BIOS は、PCI デバイスをあるアドレスで設定したと報告するにも 関わらず、実際にはそうしていないのです。
この問題を回避するには、BIOS の “Plug and Play Operating System” を無効に設定してください。また、より詳しい情報は http://cesdis.gsfc.nasa.gov/linux/drivers/vortex.html#micron を参照してください。
SMP は、3.0-STABLE とそれ以降のリリースでのみサポートされています。 GENERIC カーネルでは SMP は有効化されていませんので、 SMP を有効化するにはカーネルを再構築する必要があります。 /sys/i386/conf/LINT を見て、 カーネルコンフィグファイルにどのオプションを追加すれば良いのか確かめてください。
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、ドキュメント を読んだ上で <[email protected]> まで (英語で)
連絡してください。
本文書に関する質問については、<[email protected]> まで電子メールを (英語で)
送ってください。